
ペットの猫ちゃんのマーキング行動に右往左往しながら、
スプレー行為に頭を抱えこみます。
特に雄猫のオシッコの強烈でノイローゼになりそうな臭いを部屋中
あちらこちらにピュっピュっと引っ掛けられてマーキングされます。
梅雨時期には窓も開けられないので換気もままなりませんし
運動不足からかストレス発散とばかりに絨毯やカーペット、
壁やフローリング、布団やクッション、ソファーやクローゼット
の足元などなど、ありとあらゆる場所が物が狙われて最悪の場合泣く泣く
廃棄処分とした経験をお持ちの方も沢山いらっしゃるんじゃないでしょうか?
発情期の本能でマーキングする時の雄猫の尿スプレーは
去勢手術で止まったり減ったりしますし、
尿の強烈なニオイも激減しますのでかなり有効ですが・・・
いずれにしてもネコちゃんが粗相してしまった後の臭いは残りますので
完全にお部屋をクリーンにするためには尿の臭いを消臭しなければなりません。
今回はバイオ系消臭剤の有効性と安全性を確認します。
(去勢手術は生後6ヶ月から1歳までにするのがベストです。スプレー行為が止まらない猫ちゃんは発情期を迎えてから後に去勢手術をしたネコちゃんにいるみたいです。)
ペットの尿の臭いを消せる消臭剤は在るかバイオ系の安全性は?
バイオ系消臭方法は生物的消臭法とも言います。
悪臭の元締めバクテリアの繁殖を抗菌剤などで抑止する方法と
微生物で分解してしまう消臭方法が有ります。
EM菌やバチルス菌などの微生物の消臭剤はアンモニア臭の
分解消臭を安定して行いますので消臭効果は高いです。
脊椎動物一般、人間や動物や鳥などには無害と言う高い安全性も
認められていますので愛猫に間違ってシュッとスプレーしても大丈夫ですね。
良いことずくめのバイオ系消臭剤ですが、いくつか注意しなければいけない点があります。
- すでにバイオ系以外の消臭剤を使用してしまっていたら間を空けてから使用して下さい。先に使った消臭剤の除菌力でバイオ系消臭剤の微生物が死んでしまって効果がなくなるからです。
- 微生物が増えるまで効果が出ないので消臭力を発揮するまでにかなり時間がかかる。
- 噴霧直後は酸っぱい系の匂いが感じられる。
- 使用期限は約1週間位で短いです。
まとめ
- 微生物の働きでアンモニア臭を分解して安定した消臭力を発揮する。
- 汚れにも強く消臭効果は安定して発揮する。
- 人間や動物や鳥などには無害。
- 消臭を開始するまでにかなりの時間がかかる。
- 使用期限が約1週間と短い。
微生物を使っての消臭は人間や動物や鳥に無害という
安全性が抜群のバイオ系消臭剤ですが、残念ながら弱点もいくつか有りますね。
中でも消臭力を発揮するのに時間がかかるのは即効性を求める方には
不満でしょうが、一旦微生物が活動しだしたら安定した消臭力を発揮するので
使用する場所を選んで活用して下さい。
また、曽我部義明様が公開された作り方などで自宅でも安価に製造することが
出来ますので自家製バイオ消臭剤の製造にチャレンジして下さい面白いですよ。