
節分の日になると大きな海苔巻きを手にとって
大きく口を開けてその年の恵方の方向を向いてかぶりつきます。
願い事をしながら黙々とかじります
喉に支えないように、喉に詰まらせないように、
ゆっくりと口を動かして食べます。
まるまる1本は全部食べきれないので
私はハーフサイズの太巻き寿司を良く食べています。
正直こんな事で幸せに成れるとは思っていませんが
ブームに乗り遅れたくは無いと思い
イベントの1つだと割り切って楽しんでいます。
節分の豆まきは後片付けがチョット面倒くさいので
最近はもっぱら恵方巻きで幸せを願います。
太巻きのお寿司は美味しいので楽しい、
いや、美味しいイベントになっていますね。
毎年変わる恵方の方向、
今年はどちらの方向を向いて食べれば良いのでしょうか・・・。
恵方巻きの方角の決め方を教えて?
歳徳神(としとくじん)という神様は、
その年の福徳(金運や幸せ)を司る神様でありまして、
その神様がいる場所の事を恵方と呼びます。
歳徳神のいらっしゃる場所は毎年変わってしまう為に、
今年の恵方は〇〇の方向ですと言う風になる訳ですね。
初詣も昔は恵方の方向の神社で初詣をしたりしていました。
恵方とは歳徳神がおられて祟り神が居ない凄く良い方向の事を言います。
さて、恵方の方角の決め方ですが実はもう決まっています・・・!
と言うのも恵方の方角は4種類しかありません。
この4種類の方向
東北東やや右(東) (方位角では75°)
南南東やや右(南) (方位角では165°)
西南西やや右(西) (方位角では255°)
北北西やや右(北) (方位角では345°)
を順繰りに5年で一周りしています。(南南東やや右(南)だけ2回使われます。)
それをもう1回繰り返して10年分の恵方の方角は決められています。
ややと言うのはほんの少しと言う意味合いです。
東北東やや右(東)とは東北東よりもほんの少し右(東)の方向という事です。
恵方巻きを食べる方角2016年度はどっち?
10年分の恵方の方角をそれぞれ数字として振り分けますとこうなります。
0.西南西やや右(西) (方位角では255°)
1.南南東やや右(南) (方位角では165°)
2.北北西やや右(北) (方位角では345°)
3.南南東やや右(南) (方位角では165°)
4.東北東やや右(東) (方位角では75°)
5.西南西やや右(西) (方位角では255°)
6.南南東やや右(南) (方位角では165°)
7.北北西やや右(北) (方位角では345°)
8.南南東やや右(南) (方位角では165°)
9.東北東やや右(東) (方位角では75°)
先頭の数字は西暦の1の位に使えます。
つまり2016年ならば1の位が6なので
「6.南南東やや右(南) (方位角では165°)」
と言う事になります。
ですから2016年の恵方の方角は「南南東やや右(南)」になります。
ちなみに2017年度は1の位が7ですので
「7.北北西やや右(北) (方位角では345°)」
という様に方位は決まっていますので
未来の恵方の方角もバッチリ分かりますね。
10年の内に南南東やや右(南)は4回使われていますが
残りの3種類の方向は2回づつです。
まとめ
- 歳徳神がいる場所の方角を恵方という。
- 恵方の方向は毎年変わるが全部で4種類しかない。
- それぞれの方位は西暦の1の位と対応しているので未来の恵方も分かる。
- 2016年の恵方の方角は「南南東やや右(南)」です。
恵方の方角がたったの4種類しかないとは驚きでした。
法則が有るとは言えこれだけで
10年分の方位を賄っているのには感心しました。
ややと言う言い回しが微妙に分かりにくいと思いますが、
恵方の方角をいつでも知ることが出来るので、
磁石などを活用して自宅からの方位を調べて
節分の日には正確なその年の恵方の方を向いて
静かに願い事をしながら太巻きを頂きましょう。